2010年1月12日火曜日

肩こりのキネシオテーピング(上僧帽筋)

今日から日頃よく使うテーピングを紹介していこうと
思います。初回は肩こりの際に貼る上僧帽筋の
テーピングです。この上僧帽筋という筋肉は後頭骨から
始まって、鎖骨の肩先側の1/3に付着しています。
肩を上げると筋肉が盛り上がるのを確認できます。
この筋肉が縮むと肩先と耳を近づけるような動きに
なります。極端に短縮・過緊張を起こすと肩が上がり、
首が伸展し、他側に回旋、同側に側屈を起こします。
指圧・マッサージでよく耳にする「肩井(けんせい)」と
いうツボがありますが、この上僧帽筋を指圧している
ことになります。

下記が貼り終り図です。上僧帽筋の筋腹に沿って貼ります。
今まで「キネシオテーピングの概要」で説明してきましたが、
キネシオテーピングの効果はいかに「しわ」を作りやすい
肢位で貼ってあげるかがポイントになります。
よって貼る部位の皮膚を最大限に伸ばしてあげます

【左側の貼る場合の皮膚のアソビの取り方】


 ①首を左に倒す。

 ②その状態であごを引く。

 ③できれば肩先を下に落とす。

 ④まだ皮膚に「あそび」があれば、術者は肩先の
   皮膚を押し下げてあげる。

上記の4つのアクションが必要になります。

ホワイトテープを貼る場合の肢位は、患部を
関節の中間位で「固定」していることが多いと思います。
これは「テープによる簡易的な患部の固定」が目的だから
ですよね。
キネシオテーピングの場合は動きの中で症状を改善して
いくので、動きの中の一瞬をとらえてテーピングを施します。
その「一瞬」とは「皮膚が最大限に伸長された肢位」の
ことです。


テープは引っ張らずに貼りましょう。

(皮膚の上に置いてあげるイメージ)

貼った後に肩を上げてみて、テーピングにしわが
できていれば成功!


















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続く・・・