2010年2月8日月曜日

腱鞘炎のキネシオテーピングの貼り方ver1

親指の付け根の腱鞘炎のテーピングについてです。 

意外と腱鞘炎の予備軍の方はたくさんいるので、
下図のテストで自分の状態をチェックしてみましょう。
これは親指を握り、手首を小指側に強制的に曲げることにより
痛みが誘発されるかどうかを調べるテストです。
(フィンケルシュタイン・テスト)


このテストで、ドゥケルバン腱鞘炎の陽性(or予備軍)かどうかを

テストできます。ドゥケルバン腱鞘炎とは手首における代表的な
伸筋腱炎の一つで、長母指外転筋腱と短母指伸筋腱が
橈骨茎状突起部(親指側の出っぱった骨)で狭窄された状態を
言います。使い過ぎが原因で、指をよく使う職業の人に多く
認められます。中には、軽微な外傷や妊娠、出産をきっかけとして
発生する場合もあるようです。
私もたまに痛みが出るので、その都度このテーピングを貼っています。
軽度の場合、3日間くらい貼り続けていると痛みが消失すると思います。
ポイントは「テープのしわ」です。このしわが皮膚を持ち上げることにより
皮下の隙間を作り、リンパ液・血流の流れを良くすることによって
痛みを和らげます。

-貼り方-

 ①下図のように貼る部位の皮膚を伸ばし、親指の爪の生え際を
   貼り始めとする。剥がれやすいところなので、アンカーを
   ひと巻きした方がいいかもしれません。


 ②親指の付け根にある腱(長母指外転筋の腱と短母指伸筋の腱)の
  上にテーピングを貼る。解剖学的には伸筋支帯の第一区画です。

 ③下図の部位は剥がれやすいの念入りに、こすってあげる!
   【注意】必ず上図①の小指側に手首を曲げた状態のままで
   こすります。下図のように親指を立てた状態でこすっても
   意味がありません注意してください。

貼り終わったら、親指側に手首を数回曲げてテーピングを馴染ませます。
うまく「しわ」ができていれば成功です。


上手に貼れていると、先ほどのテストを行うと痛みが、
軽減しているのがわかると思います。ぜひ試してみてください。
慣れると一人でも簡単に貼ることができます。





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続く・・・