2010年2月6日土曜日

ローテーターカフ(回旋筋腱板)のキネシオテーピング_棘下筋

棘上筋に引き続きローテーターカフ(回旋筋腱板)と呼ばれる
筋肉群の一つである棘下筋のキネシオテーピングです。
棘下筋は上腕の外旋筋として最も強力な筋肉です。
外旋とは親指を上にして肘を90度曲げた状態で
手の甲側へ腕を回す動きです。
また棘上筋同様に肩関節の安定化に重要な働きを担い、
棘上筋の次に損傷を受けやすいローテーターカフの筋群です。
外旋の動きの他には腕を真横に90度上げた状態で、
腕を後方に引っ張る(水平伸展)の動きにも関与します。
棘上筋との位置関係を明確化するために一緒に貼ってみました。
(下図も参照)

【貼り方】

 ①肘を90度曲げて手の平をお腹にあてる。
  これは貼る部位の皮膚を伸ばす為です。
  (お腹が痛い時にとる腕の動きですね)

 ②下図の数字の順番で貼っていく

  (1)・・・肩甲棘の最も背骨よりの終端

  (2)・・・肩甲骨の下角(一番下)

  (3)・・・(1)と(2)の貼った部分を両手でおさえて
       皮膚のアソビを背骨側へとる。そして、
       上腕骨に少し巻きつけるイメージで貼る。









上図のように棘上筋と棘下筋の組み合わせで肩まわりの
安定感を得られます。また肩関節が外旋する際、菱形筋
という筋肉(肩甲骨の内側と背骨に付着している筋肉)が
肩甲骨をしっかり固定することにより外旋をしやすくしていますので、
外旋の動きで障害がある方は菱形筋の
テーピングも一緒に貼ってあげるのが効果的だと思います。
(菱形筋のテーピングは別途紹介します)


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続く・・・