2010年1月8日金曜日

キネシオテーピングの上達法について

指導員になって今年で8年目になりますが、私が考える
キネシオテーピングの上達法を今日はお伝えしたいと
思います。
それは何かというと「講習会に参加する」ことだと思います。
「なんだよ 講習会の宣伝かよ」と言わずに、
まず聞いてください。
と言いますのも、キネシオテーピングを「貼る」という
行為は比較的簡単に場数をこなせます。
しかし、「貼られる」という行為はなかなか機会が
ないものです。まず貼り方を知っている人が必要です、
もしくは貼り方を教わって誰かに貼りたくてウズウズ
している人が必要です。スポーツ関係に携わっている人
ならともかく、一般の方の場合、なかなかまわりに
いないものです。

「貼られるのも練習ですよ」と講習会の最中に私は
頻繁に口にします。それは、すぐ効果の出るテーピング、
効果がなかなか出ないテーピング、貼った部位とは
違う筋肉の出力が上がる(パフォーマンスが上がる)
テーピング(遠位への影響)がどれにあたるのかを
自分で確かめることができる。また、うまく貼られていない
テーピングの違和感がどういうものか?
貼られる時にどういう扱い方を相手にされると不快に
感じるか?
毛の上に貼るとどんな感じがするのか(痛いのか)?
重ね貼りするとどんな感じか(安定感が増すのか)?等、
自分で体感しなければ、各々のテーピングの効果を理解
することはできません。
自分が貼られて「これは効く」と思ったテーピングは、
自分の血となり肉となると思います。

正直、私は「坐骨神経痛テーピング」を自信を持って
教えられません。
なぜなら神経痛の経験が無く、実際に痛みを和らげる
ためにテーピングを施された経験が無いからです。
痛みがやわらぐメカニズムは分かります。
貼るコツ、貼る際の肢位も頭に入っています。
しかし経験から裏付けされた、気持ちのこもった言葉で
説明することができないのです。かなしいかな・・・。

他人の痛み・不調具合がどんなものか、どんなプロの
先生でも分かりません、しかし、テーピングの効果を
自分で体感していれば、「確かあの時、テーピングを
貼ったら体が楽になったんだよなぁ。もしかしたらこの人にも
効果があるかも!」という具合に自分の経験から、
貼るべきテーピングを推測できるようになります。

キネシオテーピングの効果は言葉で教えてもらうもの
ではなく、自分の体から教えてもらうものだと思います。
そういう意味で、講習会への参加が最良の上達法だと
私は思います。

『まず貼られ その後貼って 貼りまくる』

これがキーワード(笑)

とにかく、講習会に参加して貼られた効果を体で
覚えたら、貼って、貼って、貼りまくってください。

必ず上達しますよ!

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続く・・・