2010年1月5日火曜日

続き 皮膚へのアプローチ【3】

皮膚へのアプローチについての続き。


キネシオテーピングの独自性のところで
「リンパ液の流れの改善」と記載しました。リンパ浮腫で
通院された方はご存知かもしれませんが、浮腫が
生じている部位に施す「リンパドレナージ」という
マッサージがあります。これは患部に溜まった
組織間液をリンパの末端から吸収させやすくして、
むくみを改善するものです。この場合、リンパが
溜まっている皮下組織がターゲット、その下の
筋肉にまで力を加える必要がありません。
力を加えてしまうと逆に組織間液を十分に吸収する
ことが出来ず、リンパ毛細血管を逆に痛めてしまう
こともあるそうです。やさしく皮膚を「ずらす」程度の
力で行う方が実は効果的なのです。
ここまでくるとピンときませんか?
キネシオテーピングの治療部位はどこか?で
記載した「キネシオテーピングの最大の特徴は
体表面に圧力を加えずに皮膚の動きをコントロールできる
ということは、リンパの流れの改善に非常に大きな効果を
果たします。キネシオテーピングを施すことにより、
日常生活のなにげない動きに連動してテーピングが
患部の皮膚を少しずつ継続的に「ずらし続ける」ことにより、
リンパの流れを改善してあげることができるのです。

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続く・・・