2009年12月28日月曜日

キネシオテックスについて(厚み、剥がし方)

キネシオテックスの素材についての続きです。

■厚み

重さや圧迫を認知する受容器に対して、いたずらに
知覚刺激を与えないことを意図した厚みです。
みなさんも貼ってみればわかります。上手に貼れた
テーピングでは、ものの10分程度で貼られている
ことを感じなくなります。講習会で数枚貼った後に、
「さあ、今何枚貼られているか言える人いますか?」と
質問すると、たいていの方は「あれ、何枚だっけ?」と
答えられないものです。

「意識しなくなる」ということは非常に重要なことです。
なぜならばキネシオテーピングは少なくとも1日、
ベストは3日間くらい貼り続けた方がより効果が
期待できます。意識しなくなるということは、
身体に負担が少なく、それだけ長く貼っていられると
いうことになるからです。

■剥がし方

裏紙(セパレーター)から剥がした状態では、粘着力が
弱いと感じるので、「剥がれやすい」と認識していると
痛い目にあってしまいます。特に皮膚の柔らかい
部位の場合、一気にベリッと剥がしてしまうと皮まで
持っていかれてしまうので注意をしてください。
私も一度だけ経験があります。
「こいつはあなどれない」と正直思いました・・・

特に股関節、脇の下近辺は皮膚が柔らかいので
注意しましょう。剥がし方はキネシオテックスを皮膚から
剥がすというより、「キネシオテックスから皮膚を剥がす」
イメージで行ってください(下図)。
キネシオテックスを剥がそうとして持ち上げた際に
皮膚も一緒に少し持ち上がると思いますが、その皮膚を
元の位置に戻してあげるイメージです。
あと毛深い人の場合は毛並みに沿って
(毛根から毛先に向けて)剥がします。
逆に剥がすととても痛いですよ。念の為言いますが
一気に剥がすのはNGです。













次回は、キネシオテーピングを学ぶ上でとても重要な
伸縮性についてです。

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続く・・・