2010年8月30日月曜日

貼ってみなけりゃ分からない

先日、友人から「知人が膝の痛みで悩んでいるので
キネシオテーピングを貼って欲しい」との連絡を
受けました。


実際、その方と直接お会いすることができず、
友人に貼り方を教えて、友人に貼ってもらった
のですが、効果はあったようで、痛みが軽減できた
そうです。

よかった、よかった!

病院に通っても、接骨院に通っても
膝の痛みがよくならないという方って
結構いらっしゃいますよね。

 「X線撮影でみても、問題が見当たらないので
 湿布・塗り薬を使ってみて、様子を見ましょう」

とお医者さんに言われることが多いのではないでしょうか。

炎症を起こしているわけでもない・・・

でも痛いんです・・・

痛みがあるということは、その部位は
「いつもの状態ではない」訳ですよね。
仕事に例えると、同僚が働かない、
あるいは間違った仕事をしているから
その人の分まで働き過ぎて(過負荷)いる
場合が考えられます。

間違った見積書の数字を手直しして
あげてる訳です(代償作用)

「課長 もう俺(=膝)ダメです(泣)」という悲鳴が
「痛み」なのではないでしょうか。

物理的な障害や、病理的な原因が
見当たらない膝の痛みは、「どこか」に
メインとなる原因があるのでしょう。

膝にいつもと違う仕事をさせる何かが・・・
例えば、足への体重負荷により足の筋、関節、
皮膚受容器が受けた刺激は、姿勢筋の中の伸筋群を
促進する反応を示します。

実験的に足を20分間氷水に浸した後は、起立位を
保つことが不可能になり倒れてしまうそうです。
これは冷却により、足からの固有感覚インパルスの
通信が断たれてしまい、伸筋の促進が誘発されないためです。

人は歩く際に、踵が接地する時に、距骨下関節は
回外、脛骨は外旋します。そして足底全体が
接地するに従い素早い回内が起こり、距骨下関節は
中間位に戻り、脛骨は外旋位から内旋を起こす。
このような動きが関節で瞬時に行われています。

この動きが阻害されていたら、足部が「間違った仕事」を
していたら、正しい求心性情報が送られない可能性があります。

この影響が「膝(伸筋)」に及んで、正常な働きができず、
痛みが発現してしまうことも十分考えられます。
もちろん他にも膝に「いつもと違う仕事」を
させる要因はあると思います。

キネシオテーピングを使用していると時々、

「えっ!? こんなので痛みが消えたの?」

という症例にたくさん出会います。特に肘と膝関節。

冒頭のお話に戻りますが、実はその友人は私が
教えた通りにキネシオテーピングを貼っては“いないかもしれない“
しかし、その微妙なズレやテンションが、その人の膝の状態を
改善させるのに最適であったならば、最高のキネシオテーピングに
なるわけです。


『キネシオテーピング

 貼ってみなけりゃ分からない』

一応これ、私のモットー
(指導員が言うことではありませんが・・・)

だから、個々のキネシオテーピングの貼り方を覚えるより、
キネシオテーピングの基本概念をしっかり修得することが
大事なんですよ。


つづく・・・

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