2010年1月26日火曜日

肩こりのキネシオテーピング(大胸筋)

今まで、肩周りの僧帽筋、上腕の筋肉で肩甲骨に付着する
上腕二頭筋、上腕三頭筋を紹介しましたが、今回は身体の前面に
ある大胸筋のキネシオテーピングです。

なぜ大胸筋が肩こりに関係があるかというと、腕を真横に
上げる際に(耳に腕をつけるように)腋窩(わきのした)の
前面と後面が伸びるのを感じることができると思います。
このわきのしたの前面を作る筋肉が大胸筋です。
この筋肉が縮んでいた場合、腕が上がりにくくなると
想像できませんか?
ちょうどYシャツを着て、わきのしたの生地を掴んだ状態で
腕を上げるようなものです。
特に五十肩のような腕を上げる行為ができなくなる症状の場合、
その阻害要因と考えられるものを一つ一つ取り除いていくことが
重要になります。
その「阻害要因」の一つとして大胸筋も挙げられます。
完成図は下図ですが、特に腋窩の前面に「張り」を感じる場合は、
図のように筋腹を覆ってあげるのがポイントです。

【張り方】

 ①三角筋の前面に切れ込みの無い方を貼ります。
 
 ②腕を90度真横に上げ、次に後方へ腕を引く。
  (貼る部位の皮膚を伸ばす為)

 ③そしてY字の上側を胸鎖関節に向けて鎖骨の
  内側1/2に貼る。

 ④90度真横に上げた腕を更に上げて、Y字の下側を
  腋窩の筋腹の上にのせる。




上図をご覧になれば分かりますが、腕を下げた通常の状態では、
Y字の下側のテープは「しわ」を作り半分以下に縮めらた状態になります。
また歩く際に腕は無意識に振られますので、しっかり貼りつけて
おかないと剥がれ易くなってしまいます。

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続く・・・