2010年2月11日木曜日

腰痛のキネシオテーピングの貼り方(仙棘筋)

腰痛に貼るキネシオテーピングの基本であり、基礎養成講座で
最初に練習する仙棘筋テープについてお伝えします。
このテーピングはキネシオテーピングの特徴とも言える「しわ」に
ついて勉強するにはもってこいのテーピングであり、
貼った直後に身体の変化を確認できるテーピングでもあります。
また「腰が痛い、重い」という症状にまず最初に貼ってあげる
テーピングの候補です。
このテーピングを貼る前に、まず貼られる人は前屈をしてみましょう。
もし背中の筋肉(脊柱起立筋)のこわばりが原因で前屈可動域が
少ない(身体が堅い)ようであれば、貼った直後に手の指が床に
しっかり付くようになります。
(※注意:但し、ハムストリング、ふくらはぎのこわばりや、身体前面の
柔軟性の低下が原因の場合は期待通りの結果になりません)
認識しておくべき点は、「どんな腰痛も治せる」テーピングではない
ということです。長時間のデスクワークにより腰周りの筋肉の血行が
悪くなり腰が重くなってきたという場合には効果がありますが、
慢性的な腰痛を完治させるには他のテーピングとの併用が
必要になってきます。あくまで施術の下地作りと考えるべきです。
お化粧でいえば「ファンデーション」と言えるでしょう。

【貼り方】
 1、お尻の割れ目の始まりから肘の高さまでを採寸します。

 2、基部をお尻の割れ始めに貼り付けて、前屈をしてもらいます。
  (皮膚を伸ばすため)

 3、背骨の両脇に隆起している脊柱起立筋の上にのせる
   イメージで貼ります。









下図のイラストのように「しわ」がたくさんできていれば成功です。


貼り終りの左右の高さを確認して下さい。
どちらかが高ければ、引っ張って貼っている
ことになります。慣れれば自分の身体にも貼れる
テーピングなので、腰痛とまではいかないけど
腰が重たい(血行が悪い)なんて場合に貼ってみてください。



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続く・・・