2010年2月20日土曜日

腰痛キネシオテーピング_内腹斜筋

内腹斜筋についてです。
腰痛の場合に身体の前面に貼るキネシオテーピングです。
この筋肉は第8~第10肋骨の肋軟骨と白線に始まり、
鼠径靭帯の上方1/2、腸骨稜の前面2/3、腰筋膜に
付着してます。これもピンと来ませんので
下の簡易図を参照ください。

外腹斜筋とは逆の走行をしてます。
この筋肉は両方が縮むと腰椎の屈曲、片側が縮むと
同側に側屈、回旋します。右側の内腹斜筋が縮むと
右側に身体を側屈し、右側に身体が回旋します。
上記の簡易図をイメージして貼ってみてください。

【貼り方】

 1、仰向けに寝かせ、上前腸骨棘に基部を貼る。

 2、両膝を立てて、基部を貼った側に両膝がしらを倒す。
   この際、上半身は反対側にねじる。
  (貼る部位の皮膚を伸ばす為)

 3、息を吸わせ、お腹を膨らませて剣状突起(胸の中央の骨)に
   向けて一気に貼る。

身体の回旋を伴う運動、野球のスイング、サッカーのシュート等で
出力UPにも効果的です。
左の回旋であれば左の内腹斜筋に貼ります。

上図は貼り位置を比べるために外腹斜筋と一緒に貼っています。

右側の外腹斜筋と左側の内腹斜筋を貼っていますが、
左への回旋を強める際に施すテーピングといえます。
例えば下図のようなサッカーでの左足でのシュート
(力強い「蹴り抜き」をフォローする上半身の捻り)です。

腰痛でコルセットの代わりに貼るのであれば、
左右の外腹斜筋・内腹斜筋を貼ってみてください。
予想以上に「支え」となってくれます。





もっとキネシオテーピングについて知りたい方はこちらへ
キネシオテーピングを修得しよう ⇐クリック!


続く・・・