2010年2月28日日曜日

肩コリキネシオテーピング_大円筋

今回は大円筋です。
位置関係を明確化するために小円筋のキネシオテーピングと
一緒に貼ってみました。貼り方は少し位置をズラしただけの
ように見えますが、大円筋はその筋肉の付着部と機能を
理解した上で貼った方が効果があると思います。
と言うのも、解剖学を学んだ方なら分かると思いますが、
この大円筋という筋肉は肩甲骨の下角から始まり、
脇の下を通り上腕骨の前面(小結節稜)に付着してます。
つまり筋肉に沿って正しく貼るのならば、脇の下を通り
テープをねじって腕の前側に貼らなければなりません。
イメージは下の簡易図(上から見た図)です。










イメージがなんとなく掴めるでしょうか?
赤い大円筋が収縮すると、腕は内旋(内側に回る)します。
青い小円筋が収縮すると腕は外旋(外側に回る)するのです。
筋肉の位置は下の簡易図のようになります。
















広背筋との鑑別が難しい筋ですが、上図からも
わかると思いますが、大円筋は肩甲骨の下角より
下には走行しません。
よって下角よりも下を走行するのは広背筋となります。

【貼り方】

 1、貼り始めは肩甲骨の下角背側面。


2、肘関節を屈曲して、わずかに内転させる。
    そして、上腕後面、やや外側に向けて貼ります。

日常生活では一日の9割以上、腕をおろしている
状態なので、この大円筋も、小円筋同様に、
しっかりと皮膚にテーピングを貼りつけておかないと
非常に剥がれやすくなってしまい、十分な効果が
期待できなくなってしまいます。

小円筋も大円筋も、一見すると
地味~な感じのテーピングですが、
結構効果が出るキネシオテーピングの一つです!

テープは引っ張らずに貼りましょう。
(皮膚の上に置いてあげるイメージ)




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続く・・・