位置関係を明確化するために小円筋のキネシオテーピングと
一緒に貼ってみました。貼り方は少し位置をズラしただけの
ように見えますが、大円筋はその筋肉の付着部と機能を
理解した上で貼った方が効果があると思います。
と言うのも、解剖学を学んだ方なら分かると思いますが、
この大円筋という筋肉は肩甲骨の下角から始まり、
脇の下を通り上腕骨の前面(小結節稜)に付着してます。
つまり筋肉に沿って正しく貼るのならば、脇の下を通り
テープをねじって腕の前側に貼らなければなりません。
イメージは下の簡易図(上から見た図)です。
イメージがなんとなく掴めるでしょうか?
赤い大円筋が収縮すると、腕は内旋(内側に回る)します。
筋肉の位置は下の簡易図のようになります。
広背筋との鑑別が難しい筋ですが、上図からも
わかると思いますが、大円筋は肩甲骨の下角より
よって下角よりも下を走行するのは広背筋となります。
【貼り方】
1、貼り始めは肩甲骨の下角背側面。
2、肘関節を屈曲して、わずかに内転させる。
そして、上腕後面、やや外側に向けて貼ります。
日常生活では一日の9割以上、腕をおろしている
状態なので、この大円筋も、小円筋同様に、
しっかりと皮膚にテーピングを貼りつけておかないと
非常に剥がれやすくなってしまい、十分な効果が
期待できなくなってしまいます。
小円筋も大円筋も、一見すると
地味~な感じのテーピングですが、
結構効果が出るキネシオテーピングの一つです!
テープは引っ張らずに貼りましょう。
(皮膚の上に置いてあげるイメージ)もっとキネシオテーピングについて知りたい方はこちらへ
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続く・・・