2010年7月20日火曜日

自分で貼るキネシオテーピングシリーズ_腓腹筋

さて、今日は腓腹筋のキネシオテーピングです。
速効性はあまりないのですが、地味にそして
確実に筋肉に対して効果を現してくれるテーピングです。

腓腹筋は歩行時にとても重要な役割を果たしています。
人間は「歩く」という動作を行う際に、「揺りてこ」の位置を、
つまり回転の支点を徐々に前方にシフトしていかなければなりません。



左の図は歩行の始まりである、
初期接地の段階です。
踵が地面に接地したところです。
回転の支点は踵にあります。
この支点位置が踵のままでは、
下腿は前方への運動を
続けてしまい、体幹の
前方推進力がうまれません。






つまり、「なにか」が下腿の前方への
動きにブレーキをかけて、支点を前方に
シフトさせる必要が生じます。
この役割を担うのが
腓腹筋(下腿三頭筋)なのです。
そして、最終的に指先に支点がシフトする
ことによって、踵を持ち上げ、
地面への蹴り出しが可能になり、
歩行が可能となります。


この作業を歩行中ずっと腓腹筋はがんばっているのです。
よって、日ごろの感謝を込めて、
働き者の腓腹筋にテープを貼ってあげましょう♪



1 テープを必要分だけ採寸・カット
 
貼り始めは、踵の下をくるむように
貼るため、台紙が付いたままの状態の
テープの端を5cmほど踏み、
そのまま外足膝関節のところまで
引き上げる。
終点位置の目安は「膝裏の雛」。
縦に切り込みを入れ、Y字テープを作る









2 踵にテープを固定して貼りスタート

Y字テープは「切り残り5cm」を守る。
この部分が踵の下に貼られる。
踵裏の皮膚の汗や脂をよく拭い、
この「切り残り5cm」部分をしっかり
と貼り付ける。Y字テープの両端を
左右の手にそれぞれ持って、
台紙を剥がす力だけで引き上げる。












3 25%の張力で仮置き

引き上げるときは、テンションを
加えないようにする。台紙を剥がれる
ときに自然なテンションがかかり、
これがちょうど「25%のテンション」
となるように調整されている。


そのままY宇テープをふくらはぎから
上に、軽く仮置きする。










4 足外側のテープを固定


Y字テープの足外側を「下から」貼付していく。
このとき、かならず
「爪先を上げ、アキレス腱が伸びた状態」
保ちながら貼ることがポイント。


膝裏の皺の外側端あたりにテープ終端を
貼付する。ふくらはぎの筋肉の前側に
ある筋肉にかからぬよう注意。







5 足内側のテープを国定

やはり爪先は上げたまま、足外側と
同様に足内側テープも下から貼り
上げるようにして貼付していく。
ふくらはぎが大きく膨らんでいる部分を
両側から包み込むように貼るのがコツ。


後ろから見ると
「ふくらはぎの輪郭をなぞる」ように貼る。









6 完成

きれいに貼れているかどうか、
鏡で確認できたら、剥がれないように
さらにしっかりと固定する。貼り終わりの
終端2~3cmは、まったく伸ばさずに
そのまま「置くように」貼る。





















「今日も一日ありがと。むくまないでね」と
ねぎらいの言葉を言いながら貼ると
更に効果UPです。

 次回はこのテーピングに重ね貼りする
筋膜横断テープのご紹介です。


つづく・・・





もっとキネシオテーピングについて知りたい方はこちらへ
キネシオテーピングを修得しよう ⇐クリック!

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 健康ブログ 代替療法へ
にほんブログ村
にほんブログ村 健康ブログ カイロプラクティックへ
にほんブログ村
にほんブログ村 健康ブログ 整体へ
にほんブログ村