2010年1月25日月曜日

肩こりのキネシオテーピング(上腕三頭筋)

上腕二頭筋の拮抗筋である上腕三頭筋です。

一方の筋肉が縮めば、他方の筋肉が伸張されるような関係に
あるものを主導筋と拮抗筋の関係と呼びます。
他には大腿四頭筋とハムストリングス(太腿の裏の筋肉群)、
腸腰筋と大殿筋等がこの関係にあります。
主動筋と拮抗筋の関係は一方が収縮する時、他方が完全に
弛緩することはなく、動きのバランスを取るために必ず働いてます。
上腕三頭筋は二頭筋とは逆に肘を伸ばす働きがあります。
そして二頭筋同様に肩甲骨に付着している筋肉です。
二頭筋をキネシオテーピングでパフォーマンスUPする際には、
同時にこの三頭筋にも貼ってあげるとより効果的です。

【貼り方】

① 手首を自分の方に向け、腕を抱え込むように首の後ろまで
   手掌を持っていき、貼る部位の皮膚を伸ばす。

② テープの切れ込みの無い方を肘頭から貼り始める。

③ 切れ込みを入れたY字の上側を上腕骨頭を包むように貼る。

④ ①の状態まま更に腕を上げ、Y字の下側を上腕骨頭を
   包むように貼る。

上手に貼れていると、Y字の終端が肩甲骨の方に向かった
状態になります。(少し弧を描くようになります)
また、貼る部位の皮膚を目一杯伸ばして貼られていれば、
腕を通常の状態に戻した際にきれいにテーピングにしわ
できます。しわが出来ていなければ皮膚の遊びをとることが
不十分だったと考えられます。







 
 
 
 
 
 
 
 
物を押す作業の繰り返しで腕の裏側が痛い場合や、
肘の痛みにも効果的です。 また上腕三頭筋は腕立て伏せで、
肘を伸ばす際によく使われる筋肉なので、 筋肉トレーニング前に
貼り、筋肉のパフォーマンスを上げてトレーニング効果を
上げるのにも最適です。
 
上腕三頭筋のART(アクティブ・リリース・テクニック)を
加えた後にこのテーピングを施すと非常に効果が高いです。

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続く・・・