女性が妊娠すると腰痛を経験する
確立が非常に高いと言われています。
また、腕の痺れを訴える方も
いらっしゃいます。
「胸郭出口症候群」を発症する可能性も
少なくありません。
【機序】
お腹が膨らむ
↓
身体前面に筋膜の伸張
↓
腹直筋は大胸筋・小胸筋と筋連結している
↓
小胸筋筋膜が下方に引き下げられ
結果、その下の通過物(神経等)を圧迫する
(下図)
a:大胸筋
b:胸骨筋
c:小胸筋
d:腹直筋
上記のような症状の場合、
①腹直筋のキネシオテーピング
②小胸筋のキネシオテーピング
③大胸筋のキネシオテーピング
①~③のキネシオテーピングの組み合わせに
よって身体前面の筋膜を調整したところ
胸郭出口症候群の症状が和らぐことがあります。
脊柱前面を走行する、前縦靭帯は尾骨で終了するわけ
ではなく、骨盤底の正中逢線、肛門挙筋を通って恥骨
後面まで達し、腹直筋鞘の後葉にまで至ります。
妊娠による骨盤腔の内容物UPによって、関係する
筋膜は重力方向に引かれる力が強く働くのかもしれませんね。
筋膜リリースとキネシオテーピングは
相性バツグンなので、上記を頭に入れておくと、
効果の高い施術ができるかもしれません。
つづく・・・
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