2010年6月25日金曜日

自分で貼るテーピングシリーズ_半月板

さて、今日は自分で貼る半月板キネシオテーピングです。

下のイラストは半月板キネシオテーピングのみの
貼り方ですが、通常は前回の大腿四頭筋キネシオテーピングと
重ね貼りをします。順番は大腿四頭筋キネシオテーピング、
2枚目にこの半月板キネシオテーピングをお勧めします。

※図の上段が自分から見たテーピングになります。

1.テーピングの日的

膝関節の間に楔のように存在する軟骨を
半月板と呼びます。着地して捻ったり、踏み込んだときに
はずれかかったり緩んでしまうことがあります。
これが半月板損傷。
その半月板を前から軽く支えることで、不安定感を解消したり、
痛みを和らげるテーピング法です。
























2.貼りスタート

20cmのテープの下5cmを残して縦中央に
切り込みを入れる。
膝を完全に伸ばした状態で膝蓋骨の下、
約5cmをスタートのポイントとする。
テープ先端を固定し、テープ裏の台紙を
剥がしながら上方に向かって引き上げるように貼る。
仮止めのためなので簡単でかまいません。







3.テンションを与えずに仮止め

5cm幅テープの上方を真ん中から
切り込みを入れる。Y字テープは右側、左側を
別々に貼るため、仮止めが必要です
貼り始めの下端だけはしっかり押さえるが、
上方は軽く、とりあえずくっついているくらいでよい。



4.膝内側テープの固定


ここから膝を鋭角に曲げ、立て膝の状態にしてから、
両端のテープをいっぱいに伸ばしながら、
ポイントに向けてまっすぐ貼る。
ただし最後の1cmだけは、
引っ張りテンションをかけずに
皮膚の上に置いて、固定する。






















5.膝外側テープの固定

内側テープと同様に、膝外側テープ
真っ直ぐポイントに向けて同様に
引っ張りながら貼る。膝蓋骨に
沿わせようと、妙に曲線的に貼ろうとしないこと。
あくまで「まっすぐに引っ張る」のがコツです。





















6.完成

両側テープをしっかり固定したら完成。
曲げていた膝を伸ばすときれいに
膝蓋骨に沿いながら曲線を描いてテープが走る。たったこれだけで、半月板が安定し、
膝関節の機能を正常な状態に近付けます。


慣れれば簡単に貼れるテーピングです!
日常生活の動作で膝の軟骨は「磨り減る」というよりは、
酸素不足で組織が変性してしまうという
表現の方が正しいようです。

「酸素不足」=「血流量が少ない」ということなので、

膝を痛めている方は安静にしているより、
可能な限り動くことが(歩くことが)、
それ以上、症状を進行させないためにも
必要なのかもしれません。

異論反論があるかもしれませんが、
膝の痛みにせよ、腰の痛みにせよ、

「動かして痛いなら、動かさないようにしよう」

ではなく、

「動かして痛いなら、動かしても痛くないような
身体の状態にもっていってあげよう」のスタンスで

患者さんと向き合うことが必要だと思います。

そんな考えに共感される方がいましたら、
ぜひキネシオテーピングをお使いください。


つづく・・・

もっとキネシオテーピングについて知りたい方はこちらへ

キネシオテーピングを修得しよう ⇐クリック!

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 健康ブログ 代替療法へ
にほんブログ村
にほんブログ村 健康ブログ カイロプラクティックへ
にほんブログ村
にほんブログ村 健康ブログ 整体へ
にほんブログ村

2010年6月7日月曜日

自分で貼るテーピングシリーズ_大腿四頭筋

自分で貼るキネシオテーピングの貼り方を
数回に分けてお伝えしたいと思います。
キネシオテーピングは自分で貼ってもある程度の
効果を期待できますので、次に来院されるまでの間、
ご自身でケアできることを患者さんに教えてあげましょう。
参考資料はTennis Journalさんが出された、
「キネシオ実践マニュアル」からのものです。
非常に見やすく、すばらしい出来だと思います。
ぜひ皆さんにもみてもらいたい!


 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 




今回は膝の痛みに使われるテーピングです。
写真の上段が自分側からの視野の画像です。

1.テーピングの目的

大腿四頭筋は膝を伸ばしたり
股関節を曲げたりするための筋肉で、
踏み込んだり、体重を支えるときに強く
使われる。

この部位へのキネシオテーピングは、
疲労を抑えたり、筋肉痛予防、
ダッシュなど筋肉の反応を早くするの
に効果的です。



 
 

 
 



 2.貼りスタート

貼りのスタート点は「腰骨」の頂点とする。

テープ全長は、ここから膝蓋骨下の
すねの出っ張りまでの分を、
台紙付きのまま計り切る。

テープの下12~13cm分に、縦中央にまっすぐ
切り込みを入れる。切り込みのない部分を、
太股全面の中央に膝頭に向かって貼る。










3.膝を直角にして仮止め

大腿前面の部分は、テープ裏面の
台紙を剥がしながら、そのまま貼ります。
テープは最初から10%のテンションで
台紙に貼られているため、こうするだけで、
自然に適正テンションが与えられる。
膝を直角に曲げ、先端を軽く仮止めします。














4 膝外側テープの通過点

切り込みを入れた「Y字テープ」の
外側テープを、膝蓋骨の真下の点に
向かってまっすぐ引っ張り、
テープを伸ばしながら貼る。
















5.膝内側テープの固定

内側テープも外側テープと同様に
引っ張りながら、同じポイントに
向かって真っ直ぐ引っ張りながら貼る。
貼り上がりが曲線になることを意識して、
曲線的に貼らないように注意。
真っ直ぐ引っ張れば、仕上がりは曲線に
なるので安心して貼ること。








6.完成

両側のテープを貼り終わったら、
膝を伸ばしてみる。「Y字テープ」は
ちゃんと膝蓋骨の周りを囲むように曲線的
に貼り上がっているはずです。
大腿部・膝の不安を解消するだけでなく、
反応速度を向上させるパフォーマンス
テーピングとしても効果的です。












初めての方でも、貼った後に立ち上がって
膝の調子を見てみると、なんらかの変化を
感じることができると思います。

ぜひ貼ってみてください。

つづく・・・



もっとキネシオテーピングについて知りたい方はこちらへ
キネシオテーピングを修得しよう ⇐クリック!

にほんブログ村 健康ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 健康ブログ 代替療法へ
にほんブログ村
にほんブログ村 健康ブログ カイロプラクティックへ
にほんブログ村
にほんブログ村 健康ブログ 整体へ
にほんブログ村